
2021年6月27日に公園で、ヒヨドリの雛が巣立つ瞬間を目撃!
これは…運命!?と、ヒヨドリの雛の巣立ち後の成長を追ってみました!
ヒヨドリの雛は巣から枝伝いに足を伸ばして移動し、巣の上にある枝に身を寄せ合っていました。
雛の画像だけ見たい方用
ヒヨドリの雛の巣立ち後の成長記録
2021年6月27日巣立ち1日目
巣立ったばかりのヒヨドリの雛には、あまりヒヨドリらしさがありません。
ある程度、飛べる状態で巣立つようで、親鳥の後を追い別の木に飛び移る場面も観察できました。
でも巣立ったばかりなので、移動範囲は巣のあった木か隣の木くらいまででした。
6月28日巣立ち2日目
巣立ち2日目は、巣のあった木から少し離れた木に、3羽がまとまっていました。
親鳥は、昆虫を与えているようです。よーく見ると、見えませんか?昆虫の足みたいなものが…
6月29日巣立ち3日目
巣立ち3日目は事件が起きました。巣の近くの木に雛がいなかったんです。
「もう観察記録は終了か…」と思いきや、どこからか雛の鳴き声が…
探してみると、巣のあった木から8〜10本くらい離れた人家の庭の木にいました。
6月30日巣立ち4日目
巣立ち4日目。ヒヨドリの雛は巣のあった木に戻らず、その周辺の木や人家の庭を行ったり来たりして、過ごしているようです。
3羽でまとまっていることもあれば、2羽と1羽に分かれていることもよくありました。
7月1日巣立ち5日目
巣立ち5日目。親鳥がヤマモモを持ってきています。
雛が口を開けなければ、他の子に食べ物を持っていっていました。
雛の口に食べ物を入れても、雛が飲み込むのに苦戦していれば、一度雛の口から取り出して…他の子にあげたりすることもありました…
7月2日巣立ち6日目
巣立ち6日目。今日も3羽で身を寄せ合っていました。
親鳥が食べ物を持ってきたら、勢い余ってズッコケてました。
7月3日巣立ち7日目
巣立ち7日目。今日も3羽で集まっていました。
7月4日巣立ち8日目
巣立ち8日目。今日はよく鳴いていました。
親鳥の後を追って、木から木へと頻繁に移動を繰り返し、運動能力の高まりを感じます。
7月5日巣立ち9日目
巣立ち9日目。この日は2羽と1羽に分かれていて、観察中に3羽が集まることはありませんでした。
以前の観察では、1時間で19回ほど給餌が観察でき、そのうち5回はヤマモモでした。
残りは昆虫で、動物性の食べ物で早めの成長を期待しているのだと思われます。
7月6日巣立ち10日目
巣立ち10日目。顔が凛々しくなりました。でも羽が薄くて親鳥と比べると、まだまだ雛です。
7月8日巣立ち12日目
巣立ち12日目。7月7日は1日中雨だったので、お休みして1日ぶりの観察。
雛同士のつつき合いが観察されて、雛の仲は良さそうです。
7月9日巣立ち13日目
巣立ち13日目。この日は1羽しか観察できませんでした。
雛の自由行動が多くなり、1か所に留まっていることが短くなりました。
7月11日巣立ち15日目
巣立ち15日目。7月10日は、探しても雛が見つかりませんでした。
なので、また1日ぶりの再会です。翼の部分がヒヨドリっぽくなってきました!顔は…まだまだかな。
7月12日巣立ち16日目
巣立ち16日目。今日は人家の屋根にいました。
親鳥が食べ物を持ってくると、雛の方から近寄っていくので、移動範囲がかなり広くなっています。
探すのが大変…顔にうっすら赤茶色の耳羽が!ようやくヒヨドリっぽくなってきました。
7月13日巣立ち17日目
巣立ち17日目。今日も屋根の上にいました。
数日前からセミが現れ始めたので、ヒヨドリの雛の食べ物がセミ中心になっています。
7月14日巣立ち18日目
巣立ち18日目。やっとこさ見つけたヒヨドリの雛は、人家の庭のイチジクの木にいました。
熟したイチジクを自分で食べているような動きをしていましたが…
他人様の庭なので、近づけず…はっきりしませんでした。
7月15日巣立ち19日目
巣立ち19日目。今日もイチジクの木にいました。
7月16日巣立ち20日目
巣立ち20日目。この日は、親鳥1羽と雛2羽が公園に。残りの1羽はイチジクの木にいました。
最近、親鳥1羽と雛の組み合わせが多く、親鳥がもう1羽やってくることが少なくなったと感じます。
もう1羽の親鳥は、決まった場所で鳴いている事が多く、多分オスだと思われます。
オスは雛が小さいうちは一緒に食べ物を運んでいましたが、ある程度大きくなると、ほぼメスが子供に食べ物を与えていました。
この日はよく鳴いていたオスと思われる個体が、イチジクの木まで食べ物を運んでいたので、たまには食べ物をあげているようでした。
その後、3羽が合流して、親鳥1羽雛3羽で行動していました。
7月17日巣立ち21日目
巣立ち21日目。親鳥の気配を感じると、積極的に近づきおねだりをするヒヨドリの雛たち。
遠くから見ると、親鳥と変わらない大きさに感じます。
ですが、動きはまだまだ雛です。食べ物をうまく飲み込めず、落とす事がよくあります。
7月18日巣立ち22日目
巣立ち22日目。あっちへこっちへ移動するので、探すのが大変です。
雛の顔は優しいヒヨドリみたいになっていますね。
7月19日巣立ち23日目
巣立ち23日目。もうすっかり雛同士で身を寄せ合うこともなくなったヒヨドリの雛。
どんどんヒヨドリらしくなっています。
7月20日巣立ち24日目
巣立ち24日目。親鳥は食べ物を持ってきても、すぐに雛にあげずに、雛を少し移動させてからあげていました。
これだけ大きくなった雛ですが、食べるのはまだ上手じゃなくて、よく落としていました。
落ちた食べ物は、親鳥が一緒にいれば雛も取りに行こうと飛び立つんですが、親鳥が素早くキャッチして、再び雛にあげていました。
親鳥が去った後に、食べ物を落としてしまったら、雛は無理に拾いにいきませんでした。
7月21日巣立ち25日目
巣立ち25日目。1日経っただけで、よりヒヨドリらしくなった雛。
自分で葉っぱの裏を探す様子も観察できました。
この日も2羽と1羽に分かれているようで、3羽が揃う場面は撮れませんでした。
2羽と1羽に別れることで、リスク分散しているんでしょうか?
7月22日巣立ち26日目
その日は、突然やってきました。
巣立ち後の成長を追っていたヒヨドリの雛に会えなくなりました。
この日がたまたま会えない日だったのかなと思いましたが…7月25日現在まで、雛の鳴き声も聞こえません。
そしてメスも見なくなってしまいました…
1日目と25日目を見比べる
と言うわけで、ヒヨドリの巣立ち雛の成長記録は25日目で一旦終わりとなります。
最後に、巣立ち1日目と25日目を見比べてみました!
まとめ
巣立ち25日までは普通に観察できたヒヨドリの雛ですが、26日目以降、雛と共にメスも姿を消してしまいました。
「何かあったのかな…」と成長を見守ってきただけに、心配になってしまいます。
そのうち、ひょっこり戻ってきてくれればいいんですが…この記事を作成した時点ではまだわかりません…
しばらく観察を続けて、結果をまとめたいと思います!